IoTパート RaspberryPiセットアップ#

このNotebookは,情報科学演習で使うRaspberry Pi(Raspi)のセットアップ及びPCアクセス手順をまとめたものです.
基本的には,以下の流れで進めます.

  1. Raspiのセットアップ

  2. Raspiにアクセスする

  3. OpenCVでカメラを動かす

動作確認済みRaspi OS#

Version: Debian GNU/Linux 12 (bookworm)で動作確認済みです.

$ lsb_release -a
No LSB modules are available.  
Distributor ID: Debian
Description: Debian GNU/Linux 12 (bookworm)
Release: 12
Codename: bookworm

1. RasPi:ソフトウェアセッティング#

1.1 Raspi OSのインストール#

始めにOSのセットアップを行います.
Raspberry Pi OSのインストーラはRaspberry Pi Imagerを用いることで簡単に作成できます.

以下のリンクよりダウンロード&インストールしてください.

Raspberry Pi Imager#

インストール手順

  1. 書き込み用MicroSDカードをPCに挿入する

  2. Raspberry Pi Imagerを起動する

  3. OSを選択する

  4. 書き込み用MicroSDカードを選択する

  5. 指示に従ってOSイメージを書き込む

書き込み時設定(02_pinode_setupに進む場合は02の1.1を先に参照すること)#

  • OS : Raspberry Pi OS(64bit)

  • ホスト名 : XX

  • ユーザー名とパスワードを設定する

    • ユーザ名 : XX

    • パスワード : XX

  • Wi-Fiを設定する

    • SSID:XX

    • パスワード:XX

    • Wi-Fiを使う国:JP

  • ロケール設定をする

    • タイムゾーン : Asia/Tokyo

    • キーボードレイアウト: jp

1.2 Raspiの初期設定#

必要物:書き込み済みMicroSDカード,Raspi本体,電源アダプタ,HDMIケーブル,モニタ,キーボード,マウス
インストールが完了したら,RaspiにMicroSDカードを挿入して起動します.
初回起動時は,Raspi OSのセットアップウィザードが表示されるので,指示に従ってセットアップを完了させてください.
完了後,PCからRaspiにアクセスできるようにするための設定を行います.

IPアドレスの固定#

RaspiのIPアドレスを固定するため,以下の手順で設定を行います.

  1. ターミナルを開く

  2. 以下のコマンドを入力してネットワークインターフェースの設定ファイルを編集する(以下は例)

sudo nmcli con mod “Wired connection 1 ipv4.addresses “192.168.*.*/24“
sudo nmcli con mod "Wired connection 1" ipv4.method manual
sudo nmcli con up "Wired connection 1“
sudo nmcli con mod "Wired connection 1" ipv4.gateway 192.168.*.1 
sudo nmcli con mod "Wired connection 1" ipv4.dns 8.8.8.8

SSH・I2C・SPI有効化#

RaspiでSSH,I2CやSPIを使用するため,以下の手順で設定を行います.

  1. ターミナルを開く

  2. 以下のコマンドを入力してRaspiの設定ツールを起動する

sudo raspi-config

Interfacing Options -> SSH(I4 I2C,I3 SPI)と進み,YESを選択します.

2. Raspiにアクセス#

Raspiのセットアップが完了したら,PCからRaspiにアクセスできるようにするための設定を行います.

PowerShellを用いたSSH接続#

  1. PowerShellを起動する

  2. 以下のコマンドを入力してRaspiにSSH接続する

ssh user@192.168.*.*
  1. パスワードを入力して接続する

VScode Remote-SSHを用いたSSH接続(複数回アクセスする場合)#

  1. VScodeからRemote-SSH拡張機能をインストールする

  2. 上部中央タブから「ホストに接続する」→「SSHホストを構成する」→「~/.ssh/config」を選択する

  3. 以下の内容を追加する(例)

    Host raspi
        HostName 192.168.*.*
        User user
    
  4. 上部中央タブから「ホストに接続する」→「raspi」を選択する

  5. パスワードを入力して接続する(もしくは公開鍵設定)

3. OpenCVでカメラを動かす#

Raspiにアクセスできるようになったら,OpenCVを用いてカメラを動かすための設定を行います. 先にRaspiのUSBにカメラを接続してから実施します.

  1. ターミナルを開く

  2. 以下のコマンドを入力してOpenCVをインストールする

sudo apt update
sudo apt install python3-opencv
  1. ファイルを作成してカメラを動かすコードを記述する

nano camera.py
import cv2
cap = cv2.VideoCapture(0)
while True:
    ret, frame = cap.read()
    if not ret:
        break
    cv2.imshow('frame', frame)
    if cv2.waitKey(1) & 0xFF == ord('q'):
        break
cap.release()
cv2.destroyAllWindows()
  1. ファイルを保存して終了する

  2. 以下のコマンドを入力してカメラを動かす

python3 camera.py

トラブルシューティング#

時刻設定#

時刻があっていない場合,出力の際に指定する時刻のずれが生じる可能性があります.以下のコマンドで時刻を確認し,必要に応じてタイムゾーンを設定してください.

Raspiの時刻確認

$ date
Thu  6 Nov 05:37:36 GMT 2025

$ timedatectl
Local time: Thu 2025-11-06 05:38:42 GMT
Universal time: Thu 2025-11-06 05:38:42 UTC
RTC time: n/a
Time zone: Europe/London (GMT, +0000)
System clock synchronized: yes
NTP service: active
RTC in local TZ: no

タイムゾーンが間違っている場合

$ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo